【おすすめの油（加熱向き）】『こめ油』レビュー

こめ油（米ぬか油）の特徴

こめ油は、玄米から白米に精米した時の米ぬかの油から生まれた植物油です。揚げ物の時は、水分が蒸発して起きる泡立ちが少なく、揚げ物がカラッと上がり、油っぽさがありません。油酔いが少なく、加熱に強く、酸化しにくい油という特長があります。

また油なのに汚れも付きにくく後片付けも他の油と比べて楽になります（料理内容によっては汚れの程度は異なります）。

こめ油は、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が多く含まれています。オレイン酸は血中の悪玉コレステロールを下げる働きがあるとされています。オレイン酸はオリーブオイルに約７割、こめ油には約５割含まれています。

こめ油には抗酸化作用のあるビタミンEの一種であるトコトリエノールという特有の成分があります。ビタミンEの中でも強力な抗酸化作用を持っていことから、「スーパービタミンE」とも呼ばれています。コレステロールや血圧を下げるほか、抗がん作用なども報告されていることから、健康維持に対しても効果が期待されています。

またγガンマ-オリザノールというポリフェノールも特長です。米ぬかから抽出された成分で、コレステロールの消化管からの吸収を抑え、コレステロールを低下させる作用があります。γ-オリザノールにも抗酸化作用があり、自律神経のバランスを整える効果が報告されています。特にγ-オリザノールはこめ油にしかないポリフェノールです。

まいにちのこめ油

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国産の米糖を使用しています。酸化しにくく、揚げ物、炒め物、サラダなど、料理の美味しさを癖なく引き立てます。こめ油の特長であるトコトリエノールとγ-オリザノールも含有されています。

炒め物とサラダのドレッシングとして使ってみましたが、さっぱりしており、変なクセも無かったので、手軽に使えると思います。

価格：548円（税別）　内容量：410g　*ボトルタイプの価格と内容量になります。

ボトルタイプはイオンやビオセボンでも販売しています。

油について

油は大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれます。

飽和脂肪酸は、肉やバターなど動物性の脂肪に多く含まれています。不飽和脂肪酸は体内では合成できない必須脂肪酸の一種です。オリーブオイルやこめ油、コーン油、えごま油など植物性の油が代表的です。

更に不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分かれます。一価不飽和脂肪酸は、オリーブ油やひまわり油などの食用油に多く含まれています。特に他の植物油と比較して酸化しにくい性質があり、一価不飽和脂肪酸のひとつであるオレイン酸が豊富に含まれています。

多価不飽和脂肪酸は、構造の違いからオメガ６（n-6系脂肪酸）とオメガ３（n-3系脂肪酸）に分類されます。オメガ６はコーン油や大豆油など一般のご家庭でよく使われている油かと思います。オメガ３は青魚にたくさん含まれるＥＰＡ（エイコサペンタエン酸）やＤＨＡ（ドコサヘキサエン酸）、アマニ油やえごま油などが該当します。

オリーブ油やこめ油などの一価不飽和脂肪酸以外の植物性の油のほとんどが加熱に適しません。油によっては加熱するとトランス脂肪酸という極めて体に良くない物質に変化してしまうものがありますので、加熱に適さない油は使い方に注意が必要です。

まとめ

こめ油は加熱に強くさっぱりした油です。揚げ物を食べた後の胃もたれが気になる方は試してみるのも良いと思います。

またこめ油は日本で自給自足出来る油でもあります。他の植物油は主に輸入に頼っており、原料の多くが遺伝子組み換えの可能性があります。遺伝子組み換えに関しては特に表示義務がありませんので注意が必要です。

またこめ油は加熱しなくてももちろん使えますので、サラダのドレッシングやカルパッチョ、和え物などにも使えます。