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無添加やオーガニック食品のレビューをメインに記事にしております。
- 食品添加物の中でも比較的安全な添加物を知りたい方
安全度が高い食品添加物10選
しらこたん白(保存料)
しらこ(白子)は魚の精巣です。そのしらこから取り出したタンパク質(プロタミン)がしらこたん白です。たらやニシンなどから抽出されます。しらこ自体は普通に食べられている食材になりますので、安全性は高めだと思います。
ブドウ果皮色素(着色料)
食品表示には「着色料(ブドウ果皮色素)」「着色料(アントシアニン)」などと表記されます。ブドウの果皮から水を使って抽出されて、濾過・乾燥などを経て作られます。色素成分がアントシアニンです。ブルーベリーやいちご、ブドウなどに含まれており、安全性は高いと思います。
トコトリエノール(酸化防止剤)
トコトリエノールはビタミンEの一種です。トコトリエノール自体に動脈硬化の改善などの作用があります。米ぬかなどの油から抽出されます。トコトリエノールの作用も踏まえて安全性は高いと思います。
ペクチン(天然増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料)
ペクチンは天然の物と化学的に天然の物を変化させた物がありますが、元々りんごなどの果物や野菜にペクチンは含まれています。またペクチンは水溶性の食物繊維なので、整腸作用や便秘の改善も期待出来るため、安全性が高い食品添加物だと思います。
グアーガム(天然ゲル化剤、増粘剤、安定剤、糊料)
マメ科のグアーという植物の種子から水で抽出したものがグアーガムです。インドやパキスタン周辺で自生しています。グアーガムもペクチンと同じ様に水溶性食物繊維のため整腸作用やコレステロールの吸収を抑える効果が期待出来ます。
タマリンドシードガム(天然ゲル化剤、増粘剤、安定剤、糊料)
タマリンドは東南アジア周辺に自生している常緑樹です。タマリンドの種子から水で抽出したものがタマリンドシードガムです。種子からの抽出のため、安全性は高いと思います。
大豆多糖類(ダイズ多糖類、ダイズヘミセルロース)
豆腐を作る際に出来るおからから製造されます。食物繊維になります。おから自体は普通に食べられる食品になりますので、安全性は高いと思います。
レシチン(天然乳化剤)
レシチンはリン脂質の混合物になります。リン脂質は人間の体にも存在します。レシチンなどのリン脂質は、動脈硬化の予防もあると言われています。
レシチンには、植物レシチン・卵黄レシチン・分別レシチンの3種類あります。
植物レシチンは、大豆油の製造工程で分離されるものです。卵黄レシチンは、鶏卵の卵黄から抽出して作られます。卵黄レシチンは植物レシチンよりもコレステロールが多めです。分別レシチンは、有機溶剤を利用して、植物レシチンや卵黄レシチンのリン脂質の割合を変えたものです。
植物レシチンは特に安全性が高い食品添加物になります。
かん水
かん水は合成添加物で、炭酸カリウムやポリリン酸カリウム、メタリン酸ナトリウムなどの添加物製剤がかん水として使用されています。
即席めんなどの弾力を出すためや黄色の色味にかん水が使われます。かん水は即席めんを茹でる時点で除去されますので、安全性は高いと思います。
豆腐用凝固剤
豆腐の製造には必須の凝固剤です。主に塩化カルシウム、硫酸カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、グルコノデルタラクトン、粗製海水塩化マグネシウムの6種類があります。粗製海水塩化マグネシウムだけは天然の凝固剤になります。不純物が少なければ少ないほど、安全性は高くなります。
丸大豆(北海道産)(遺伝子組み換えでない)/塩化マグネシウム(にがり)
食品添加物の特徴を把握して、上手に付き合いましょう。
ゆる~く食品添加物と付き合う
無添加生活を始めてみると、アレも添加物を使っている、コレも使っている・・・と食べれる物が無いと思うかもしれません。
ただ、ありとあらゆる食品添加物が危険で危ないというわけではありません。今回ご紹介した食品添加物の様に有機溶剤などの使用が少ない、不純物が少ない(純度が高い)、元来食品として食べられていたなどが上げられます。
例えば豆腐用凝固剤は、不純物が少なければ安全性が高く、豆腐には必須ですので、極端に食品添加物を避けてしまうと豆腐自体口にすることが出来なくなります。豆腐から得られるメリットと豆腐用凝固剤のリスクを考えてみる・・・ゆる~くです。
危険性が高い食品添加物はなるべく日常的な摂取を避ける。一方で安全性が比較的高い食品添加物は食から得られる恩恵も考慮すると言ったスタンスで構わないと思います。
〇の時もあれば、×の時もある。
まとめ
今回は「安全性の高い食品添加物10選」のご紹介でした。
食品添加物には、保存や味の調整、着色、殺菌などの目的に使われます。ただ、一方で安全面の懸念もあるもの事実です。自分自身が普段どの食品添加物を口にしているかを認識していただき、メリット・デメリットを鑑みて食品添加物と付き合っていただければ幸いです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。少しでも役に立った・興味深かったと思っていただければ幸いです。
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